中小企業が使える補助金一覧【2026年版】|種類・金額・申請時期をわかりやすく解説

2026.06.23 | 補助金

「補助金を活用したいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」——そんな声を中小企業の経営者からよく聞きます。

この記事では、2026年度に中小企業が活用できる主要補助金を一覧でまとめ、それぞれの補助額・補助率・申請時期・選び方のポイントをわかりやすく解説します。

まず知っておきたい:補助金と助成金の違い

補助金と助成金は混同されがちですが、財源・受給条件・目的が大きく異なります。

一言でまとめると:

  • 補助金:審査に通らないともらえない。設備投資・新規事業向け
  • 助成金:要件を満たせば原則受給できる。雇用・人材育成向け

この記事では補助金に絞って解説します。


2026年度 主要補助金一覧

① ものづくり補助金(第23次)

製造業・サービス業の生産性向上を支援する、中小企業向け補助金の代名詞です。

項目内容
正式名称ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
補助上限額750万〜4,000万円(従業員規模・特例による)
補助率中小企業1/2・小規模事業者2/3
第23次締切2026年5月8日(終了)
採択率約35〜37%

補助上限額の目安(従業員規模別):

従業員数補助上限額
5人以下750万円
6〜20人1,000万円
21〜50人1,500万円
51人以上2,500万円
大幅賃上げ特例適用時最大4,000万円

こんな企業に向いている:

  • 新製品・新サービスの開発に取り組む中小企業
  • 生産ラインの自動化・設備投資を検討している製造業
  • ITシステム導入で業務効率化を図りたい企業

2026年度の注意点:
第23次公募をもって現行制度は終了。2026年度からは「新事業進出・ものづくり補助金」として新事業進出補助金と統合される予定です。申請を検討している方は次回統合制度の動向に注目してください。


② 中小企業新事業進出補助金(事業再構築補助金の後継)

コロナ禍を支えた事業再構築補助金は第13回(2025年3月)で新規受付を終了。その後継として2026年に登場した補助金です。

項目内容
補助上限額2,500万〜9,000万円(従業員規模・賃上げ要件による)
補助率1/2(地域別最賃引上特例で2/3)
補助下限額750万円(総事業費1,500万円以上が前提)
第4回締切2026年6月19日
採択発表予定2026年9月末頃

補助上限額の目安(従業員規模別):

従業員数通常大幅賃上げ特例時
20人以下2,500万円3,000万円
21〜50人4,000万円5,000万円
51〜100人5,500万円7,000万円
101人以上7,000万円9,000万円

こんな企業に向いている:

  • 既存事業から新市場・新分野への進出を目指す中小企業
  • 大規模な事業転換・新規事業立ち上げを検討している企業

事業再構築補助金との違い:
事業再構築補助金は「コロナ禍からの業態転換」が主目的でしたが、新事業進出補助金は「新市場への挑戦」が目的。対象範囲が広がり、より多くの中小企業が活用しやすくなっています。


③ デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)

2026年度から「IT導入補助金」が名称変更。AIツールの導入も補助対象になりました。

項目内容
補助上限額5万〜450万円
補助率1/2
申請受付開始2026年3月30日〜

補助額の区分:

ITツールのプロセス数補助額
1〜3プロセス5万〜150万円未満
4プロセス以上150万〜450万円

こんな企業に向いている:

  • 会計ソフト・販売管理・在庫管理などのITツール導入を検討している企業
  • AI活用による業務効率化を図りたい企業
  • インボイス対応のためのシステム整備が必要な企業

④ 小規模事業者持続化補助金(第20回)

小規模事業者の販路開拓を支援する補助金。商工会・商工会議所と連携して申請します。他の補助金と比べて補助額は小さいですが、対象経費が広く使いやすいのが特徴です。

項目内容
補助上限額50万〜250万円(特例込み)
補助率2/3(赤字事業者は3/4)
第20回申請受付2026年11月5日〜12月15日

補助上限額の内訳:

適用条件上乗せ額上限合計
通常50万円
インボイス特例+50万円100万円
賃金引上げ特例+150万円200万円
両方適用+200万円250万円

こんな企業に向いている:

  • 従業員20名以下(商業・サービス業は5名以下)の小規模事業者
  • チラシ・ウェブサイト制作など販路拡大に投資したい企業
  • 補助金の申請が初めてで、小さく始めたい企業

補助金の選び方

補助金選びは「規模感」と「目的」で絞り込むのがポイントです。

STEP 1|事業規模で絞る

  • 小規模事業者(従業員5〜20名以下)→ まず持続化補助金から検討
  • 中小企業全般 → ものづくり補助金・デジタル化補助金・新事業進出補助金

STEP 2|投資目的で絞る

  • 設備投資・新製品開発 → ものづくり補助金
  • 新事業・新市場進出 → 新事業進出補助金
  • IT・AI導入 → デジタル化・AI導入補助金
  • 販路開拓・広告宣伝 → 持続化補助金

STEP 3|自己資金と照らし合わせる
補助金は後払い・精算払いが基本です。まず自己資金で投資を実行し、事業完了後に補助金が入金されます。「補助金をあてにして先に使う」ことはできません。手元資金との兼ね合いを必ず確認してください。


まとめ

2026年度の主要補助金を整理すると以下の通りです。

補助金名補助上限こんな企業に
ものづくり補助金最大4,000万円設備投資・新製品開発
新事業進出補助金最大9,000万円新市場・新分野への進出
デジタル化・AI導入補助金最大450万円IT・AI導入
持続化補助金最大250万円販路開拓・小規模事業者

補助金は「申請すれば必ずもらえる」ものではありません。採択率は補助金によって異なり、申請書の質が採否を大きく左右します。


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